A.全体:コースの企画全体

A-0:コースを企画する際に目的を明確にしている

A-1:コースを企画する際は学習者を意識している

A-2:コースの企画・実施・学習者フォロー(相談窓口)等の組織体制を整えている

A-3:コースの企画は企画実施者以外の第三者にレビューをしてもらっている

A-4:コースの終了後に、その内容を改善する機会を設けている

B.評価のレベル:コースの評価

B-1:受講直後のアンケート調査などによって、コースに対する学習者の満

B-2:学習課題に応じた評価方法によって学習到達度を評価している

B-3:学習者や他者への情報収集によって、学習者が学んだことを実践しているかどうか(行動変容)を評価している

B-4:教育・研修によって学習者や組織の成果が得られているかどうかを評価している

C.出口:学習目標の設定と評価方法の妥当性

C-1:学習目標はコースの目的を満たしている

C-2:学習目標に目標行動・合格基準・評価条件(制限時間等)を示している

C-3:学習開始時に、学習者にとってわかりやすく、かつ、誤解を与えないような表現で学習目標を提示している

C-4:教育・研修の成果は「学習時間の長さや出席・視聴」の程度ではなく、学習成果の到達度で評価している

C-5:OK・NG:事後テストは、学習目標をすべて網羅している

D.入口:受講前の学習者へのコースに関する情報提示と学習者分析

D-1:想定する学習者の能力、動機等を明確に示している

D-2:学習者が、学習の進め方や、用意されている各種オプション(学習ガイド等)の存在や使い方がわかるようになっている

D-3:学習者が、該当のコースの受講対象かどうかを自己判断できる材料(前提テスト等)がある

D-4:受講対象であることを確認させることで、学習者への動機づけにつなげている

D-5:コースを受講する必要がある人と必要がない人を判断する仕組み(事前テスト等)がある

D-6:自分のペースやスタイルで学習を進めたり復習するための工夫・オプションがあることを学習前に提示している

E.構造:コースの要素と項目立て

E-1:学習者が学習目標を達成するために必要な学習項目がすべて含まれており、関係しない学習項目は含まれていない

E-2:コースにおける学習項目が適切な順序で構成され、学習項目同士の関係を学習者にわかりやすく示している

E-3:スケジュール表・カリキュラム表などを提供しており、コースの全体像がわかるようになっている

E-4:学習活動は適切な長さに分割している

E-5:学習者が自分にとって不要な学習項目を避け、自身の必要性に応じた学習を進めることができるようになっている

E-6:学習者のスキルに合う選択可能な学習コンテンツを適切に設定し、学習コンテンツの選択についての助言を与えている

E-7:学習の進み具合を学習者が把握でき、自分で進捗管理ができるようになっている

F.方略:学習目標の達成を支援する仕掛けや方法の工夫

F-1:タイトルや見出しなどを使って学習項目を明示している

F-2:すでに学習者が知っていることと関係づけながら新しい情報を提示・解説している

F-3:習得状況を学習者自身で確認しながら学習を進められるように、学習活動(学習者同士での評価や練習問題等)が含まれている(例:学習項目ごとの練習)

F-4:学習に飽きないような工夫がなされている

F-5:文章は図表なども用いて構造化することで、学習者が相互関係の理解を深められるように工夫し、また、イラスト・写真・動画・ナレーション等を用いて、学習の理解・効果を高めている

F-6:多くの学習者が苦手なところや覚えられない項目を集中して練習できるような工夫がある

F-7:誤りを気にしないで試せる状況 ( リスクフリー ) で練習をする機会が十分にある

G.学習環境:適切なメディアの選択とサポート体制の確立

G-1:学習者が学んでみたい・学びが楽しそうだと思えるような学習環境(活動・機会・場等)を整えている

G-2:学習者が学習目標を達成できるように、メディア(媒体・ツール・機会・場等)を効果的に使っている

G-3:学習者の学習環境や、教育・研修を実施するに当たっての制約に応じて、適切なメディア(媒体・ツール・機会・場等)を使っている

G-4:学習者が持続的に学習を進めていけるようなサポートを準備している